HowTo |【基本マニュアル】

マルチカラー基本3【ベース顔料/背景色の影響】

異なるベース顔料のLumickColorを使いこなすことでデザインの幅は一気に広がります。
また発光パフォーマンスを高めるコツをつかむことでより自由にLumickColorを使いこなせます。

ベース顔料とは

LumickColorの有機カラーは、蓄光顔料と有機着色顔料を適度に混ぜ合わせた商品です。従って「どの種類の蓄光顔料と着色顔料を混ぜたか?」という概念があり、着色のベースとなった蓄光顔料を指して「ベース顔料」といいます。

例えばベース顔料が異なり着色の番号が同じ場合、日中の見え方はほぼ同様ですが、暗やみでは異なるカラーに光ることになります。これを把握し使い分けることでデザインの幅が大幅に広がります。

☆★ One Point ★☆

~ベース顔料が持つ発光の特性をうまく利用しよう~
■B_Blue 303Mベース
着色カラー(日中の見た目)に近い発光色。このベース顔料のカラーバリエーションだけでとられた作品は全体の仕上がりが青味がかった印象に。
■D_Orange 001ベース
発光パフォーマンスは低いが、BlueやGreenベースの補色に発光するため、挿し色に使用することで暗やみでも多彩でにぎやかな印象に仕上がる。
■N_Green G300M(PS2)ベース
発光パフォーマンスは最も高い。多用するとくどくなりがちなので、アクセントカラーとして小面積で使用することで全体の印象を調整するとよい。また濁色でも比較的しっかり光るので、濁色箇所をこのGreenベースにするなど使用方法はさまざま。

背景色の影響

LumickColorでは、背景となる地色の明度が発光パフォーマンスに大きな影響を与えます。背景となる地色が黒の場合と白の場合では驚くほどの差が出てしまいます。背景色の影響は一定の厚さ(LumickColorそのもので完全に背景を隠蔽してしまい影響がなくなる厚さ)までは生じます。

このような背景色の影響を強く受ける場合、やみくもにLumickColorの量を増やしたり加工面を厚くするよりも、前加工として白色を敷き、背景色をしっかり隠蔽した上にLumickColorを加工するのが効果的です。

黒や紺など地色が暗い色の場合や、赤や紫など彩度がしっかりしている地色の場合は必ず敷いた方が良いでしょう。

更に高度なテクニック

複数のLumickColorベーシックあるいはベース顔料の異なる複数のマルチカラー有機を混ぜ合わせることで発光色を調色することができます。

例えばD_Orange 001ベースの0040イエローカラーと、N_Green G300M(PS2)ベースの0040イエローカラーを適度に混ぜると、イエロー発光色に調色され、明るい時も暗い時もイエローというデザインが実現します。

明るい時の色調は減法混色、発光色の調色は加法混色になります。このような異なる二つの混色手法を同時に計算して調色を行うような顔料は他に存在しません。一見非常にややこしいですが、減法混色と加法混色の基本を抑えて望めばコントロールできるようになります。

狙い通りの色を作り出せた時の感動は、一般の絵の具や着色顔料では得られません。奥深く使いがいのある顔料です。まずはいろいろ混ぜ合わせ、誰にも真似できないオリジナルテクニックを磨いてください。